人から好かれるシリーズ第1回と2回で、会話の方法や広げ方をお話してきました。
第1回 【人間関係】”あの人” に好かれる方法① - chinjudo’s blog
第2回 【人間関係】”あの人”に好かれる方法②【実践編】 - chinjudo’s blog
まとめると、人と会話をする時に気をつけるのは
- 相手の"自分を知ってほしい・認めてほしい・必要としてほしい"という欲求を満たす
- 相手を否定しない
- 積極的にほめたり、感謝を伝える
- 会話の主題は相手のこと
- 最初に閉じた質問をして、次から開いた質問にしていく
- 上辺でなく、ちゃんと本気で相手の話を聞く
という6つのことでした。
詳しくは、リンクから第1回と2回の記事を見てくださいね。
そして、今回のテーマは「話のキッカケ」についてです。
会話の方法がわかったとしても、まず話す機会がなければ意味が無いですもんね。
どうしたらあの人と話すチャンスがくるのか。
話すチャンスがきたら、まずどうやって話を振ればいいのか。
今回はそこをお話していきましょう。
もくじ…───────────────────
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話しやすい人 話にくい人
不思議なもので、見た目に関係なく「話しかけやすい人」と「話しかけにくい人」っていますよね。
バキバキのモヒカンでピアスだらけでも、不思議と話しかけやすい人っていますもんね。
逆に、すごいキチンとした身なりで真面目そうなのに、めちゃくちゃ話しかけにくい人もいますよね。
もし自分が迷子になってて、周りにその人しか歩いてなかったとしても「あの人には道きけないわー」て見送るような、なぜか拒絶的な雰囲気に見える人ってけっこういます。
じゃあ、その「話しかけやすい」と「話しかけにくい」って、何が違うと思いますか?
話しかけやすい人ってどんな人でしょう?
とりあえず、誰かと話のキッカケを作りたいと思ってるなら「話しかけやすい人」でいた方がいいですよね。
シンプルに話せる確率が高くなりますから。
というわけで、ここからは話しかけやすい人になるには、何をどうすればいいか考えていきましょう。
《話しかけやすさの違いって何?》
先に、話しかけにくい人について考えてみましょうか。
なっちゃダメなパターンの方ね。
話しかけにくい人の特徴は、わかりやすい点が2つあります。
まず、ひとつ目。
ぜんぜん目線が合わない。
話しかけにくい人は、目線が自分の手元辺りにあることが多いんです。
何かをじっと見てるとか、作業してるとか、何もしてなくても目線が低いとかで、とにかく目が合わない。
「今、集中してますんで!」みたいな雰囲気で、相手に話しかけるスキをあたえない。
あともうひとつは、表情が厳しい。
話しかけたら睨まれそうな雰囲気だと、やっぱり声はかけられませんよね。
職場とかでもよくありますが、いつもイライラしてる人、いつ見ても顔が怒ってる人、うんざりしたような態度の人に声をかけるのは勇気がいります。
- 目線が合わない
- 表情が厳しい
話しかけにくい人にならないためには、このふたつをしないこと、更にはなるべく1と2の ”反対” をした方がいいということになります。
上の二つの逆だから
目線が人の顔と同じくらいの高さにあって目が合いやすく、いつも表情が穏やかな雰囲気の人でいる
てこと。
さらに「すごく話しかけやすい人」になるためには次の2つが必要。
ここ、重要です↓
- あわてて目線をはずさない
- 目が合いましたね、という合図をする
この2つ。
これが出来れば、話しかけやすさが格段にあがります。
ちなみに、2の合図というのは知り合いなら「あ、どうも」という軽い会釈や笑顔の感じ、知らない人なら「どうかしましたか?」の表情やリアクションです。
想像してみてください。
色んな人がいる中で「険しい顔で自分の爪だけをずっと見てる人」と「目線に気づいてパッとこっちを見て、笑顔で会釈してくれた人」と、どっちに話しかけに行きますか?
自然と目線が合って軽く笑ってくれたら、話しかける気がなくてもとりあえずなにか話そうかなと思いませんか?
少なくとも悪い気はしないし、自分のことをよく思ってくれてるんだろうなと感じますよね。
次に会ったら話しかけてみようかなと思いませんか?
そういうことです。
普段からよく道を聞かれる人は、おそらくいつも周りをよく見ていて表情が穏やかな人だと思います。
★話しかけやすさのポイントまとめ★
話のキッカケが掴むには、話しかける言葉やタイミングを考えるより、相手の視界に入る前から自分のモードを作ることが大切。
話す内容は二の次です。
まずは、普段から話しかけやすい雰囲気を作っておくことから始めましょう。
それでもし、仲良くなりたい相手から話しかけてもらえたらラッキーですよね。
こちらから話しかけるにしても、相手に「うわ、話しかけられた!どうしよう」と思われず、自然と快く受け入れてもらうためには、下準備として自分の目線と表情を整えておきましょう。
《あいさつだけで終わらない》
「挨拶はするけど、それだけ」てこと、よくありませんか?
頑張って天気とかご時世の話したり、相手の服装を褒めたりしても、そこで終わりになるパターン。
「シャツ素敵ですねぇー」
「あ、ありがとうございます!」
「とってもお似合いですぅ」
「あ、どうも」
「…じゃあ」
とかね。
どうやったら会話になるんでしょう?
ポイントは、相手に質問することです。
あいさつ→一般的な話→相手への問いかけ
あいさつするときって、そこまでガッツリ話しこむ状況でもないことが多いですよね。
とはいえ、人と人が会えば普通はあいさつするワケですから、会話のチャンスとしては一番多くて確実な場面でもある。
ですから、たとえ挨拶ついでの短い会話であっても確実に好印象を残せたら勝ちなんです。
では、どうやって会話を印象づけるのか。
どうすれば会話が続くのかを考えていきましょう。
世間話を終わらせないためのテクニック
まず、ひとつ気づいて欲しいこととして「人ってみんなけっこう控えめだよね」というのがあります。
特に日本人はね。
持ち物を褒めたりしても、自分から「そうでしょー!今日のコーディネートのポイントはね…」なんて話し始める人はあんまりいない。
だから、がんばって相手を褒めてもそこで「そんなことないですよー」って謙遜されて終わりになるんですよね。
だから、褒めたあと相手にひとつ質問をしてみるんです。
「シャツ素敵ですねー」
「あ、ありがとうございます!」
からの
「いつもオシャレですよね。なにか選ぶポイントとかあるんですか?」
とか
「どこで買ったんですか?」
とか
「この色とってもお似合いですよねー。パーソナルカラーとか調べて選んでらっしゃるんですか?」
とかね。
話す時間があるなら、そこからどんどん話を広げてもいいし、時間が無いなら「へぇー!またじっくり聞かせてください!」とか言って次回に繋げてもいい。
ほとんどの人が、褒められても「お世辞かな」「気を使わせたかも」で止まってしまうことが多いものです。
ですから、そこから1歩進めて「本当に良いと思って興味持ってくれてるんだ!」まで持っていくことがとっても大切になってくるんです。
相手を褒める時のゴールは「本気で興味を持ってくれた!」と思ってもらうことです。
そこまでいって、やっと本当に褒めたことが伝わるんです。
ただし、このやり方を上辺のテクニックとしてやると結構バレます。
本気で相手に興味を持って、素晴らしい!と思ったその気持ちを相手に伝えるために、この方法を使ってくださいね。
《名前を呼ぶ》
人にとって「自分の名前」というのはとても大切です。
テレビでも街中でも、自分と同じ名前が聞こえると思わず反応しますよね?
好きな人が自分の名前を呼んでくれるのって、すごく特別に感じませんか?
それくらい、人は自分の名前を呼ばれることに敏感なんです。
ですから、意識して相手の名前をたくさん呼んでください。
〇〇さん、こんにちは!
〇〇さんはどう思われますか?
〇〇さん、今日はお会い出来て良かったです。
では〇〇さん、また!
入りそうなとこにはどんどん入れていきましょう。
しっかり自分に向かって話してくれてる!とおもってもらえます。
しかもこの方法、初対面の相手の名前を覚えるのにも役立つんです。
話してるうちに相手の名前を忘れることって、割とあると思いますが、忘れるスキを無くす感じでどんどん名前を呼んでいくと、不思議とずっと記憶に残るようになるんです。
試してみてください。
《少し深いところまで入ってみる》
会話をしていて、どこまでプライベートなところまで踏み込んでいいのか迷うこともありますよね。
相手が「言いたくない」「知られたくない」と思うラインがどこなのか分わからないと、最悪なことにもなりかねない。
そこで大切なのは、相手側から話始めるまで具体的なことに触れないことです。
こちらから振る話題は
- 相手が見せている部分
- 誰でも意識するようなこと
- 以前相手が話したこと
だけにしましょう。
1の「見せてる部分」は、その人のファッションや仕事などの活動、今現在の行動についてです。
「〇〇さんのお仕事は今の時期お忙しいでしょう?」とか、「いつも背筋が伸びててかっこいいですね〜。やっぱり常に意識されてるんですか?」とか、そういうことですね。
2の「誰でも意識するようなこと」は、食事とか睡眠とか健康とかお金とか幸せに関することです。
寝付きいい方ですか?いつもお昼はどこで食べます?休日何してる?旅行好き?夏と冬どっちが好き?そういうやつ。
しばらくそういう当たり障りのない話が続いて、もう少し深めた話がしたくなったら、次は相手に聞く前に自分のエピソードをはさんでからの質問に変えましょう。
「お金の管理が苦手で、いっつも月末に焦るんですよねー。貯金とかしないといけないんだけど…。〇〇さんお金の管理とかしっかりしてそうですね」
「運動しないといけないんだけど面倒くさくて…ジムの会員になってるけど全然行ってないんですよ。〇〇さんなんか運動とかしてるんですか?」
という感じ。
自分のエピソード→「お金の管理が苦手で、いっつも月末に焦るんですよねー。貯金とかしないといけないんだけど…」
相手への質問→「〇〇さんお金の管理とかしっかりしてそうですね」
自分のエピソード→質問
自分のことを話すときは、自慢話ではなく、あんまり人に話したくない少しダメなエピソードがマスト。
とは言っても、相手が引かない程度のダメなエピソードにしてくださいね。
「借金5000万円あるんですよねー。パチンコですぐ使うからどんどん増えちゃって」とかはやめときましょう。
お互いのちょっとした秘密を打ち明け合うことで親密度が増す、ということはよくあります。
相手の中に「なんだか普段あんまり話さないようなこと言っちゃったなー」という感覚を残せたら大成功です。
《出来事より感情が記憶に残る》
実は、会話で大切なのは、どんな内容を話したとかどんなエピソードがあったとかどんなフレーズを言ったとかではありません。
”その時どんな気分だったか” が一番大切なんです。
人の記憶にずっと残るのは、フレーズでも出来事自体でもエピソードでもなく「感情」の方です。
その人と話した時、どんな気持ちになったか。
その人と会うといつもどんな気分になるか。
人は、誰かを思い出す時、その人と会ったときに良い気分だったか、嫌な気分だったかも一緒に思い出すんです。
ですから、何を話すかより、まず相手が楽しいか、嬉しいか、良い気分で会話を終わらせられるかを重視しましょう。
また会いたい!話したい!と思ってもらうためには、どんな自己アピールより、よく練られたトークより、まず話している時にポジティブな感情を感じてもらうもらうことが大切です。
─まとめ─
ほとんどの人は、あなたのスキルや功績やトーク力や知識の多さより、あなたの雰囲気と、会った時に感じる気分で、あなたを好きか嫌いか決めます。
大切な人や大切な場面で良い印象を残すには、少しの知識と技術が必要です。
人から好かれるための知識と技術を持っていると、様々な場面でチャンスが掴めるようになります。
そして、その技術が自然と使えるくらい身についてくると、いつのまにか周りに味方が増えていきます。
人生を切り開く時、何か困ったことがあった時、人との繋がりで助けられることは多いものです。
それに、なによりも人が喜んでくれるのって幸せですよね。
嫌な人!とか、関わりにくい人!と思われるより、話しやすくて感じのいい人だなぁと思われている方が気持ち的にも楽です。
素敵な人と会った後、自分もその人から「素敵な人」として思い出されてたら、嬉しいですよね。
このシリーズは、とりあえず今回でおしまい。
このシリーズを読んでくださったあなたと、どこかの素敵な誰かが、仲良くなるお手伝いができれば幸いです。
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