何か嫌なことが起きた時、あなたはどちらの方向に考えますか?
「自分(性格 運 判断 能力etc)が悪い」?
「自分以外(相手 環境 タイミング システム)が悪い」?
自分の人生に何かが起きた時、上の2つのどちらかに偏りすぎない方がいい。
それは良いことでも悪いことでも。
何が起きても自分のせいにして、自分を責めて、自己否定し続けるのはもちろんよくありません。
でも、人生のほとんどの出来事において、過去のどこかで自分がした選択がキーポイントになってることは事実です。
それを「あ、あそこの選択が違ったか」とだけとらえて、認めて、それを今から変えていくことを前提に考え始めることが必要です。
ですから、
例えば嫌な上司がいること、嫌なことを言われ続けることを「自分が悪いから嫌われている」「自分はツイてない」ととらえる必要はありませんが、
その職場を選んだことや、その上司とうまく関係が作れない性質の自分だという時日は認めないといけません。
そこから、職場を変えるか、上司との関係を良くするようにしてみてるか、ほかの方法があるのか探し始めるのです。
過去をふりかえって嘆いて後悔するのではなく、選択の間違いを探して、今から修正していくことを考える。
あなたがもし、服を黄色にしたかったのに、赤い染め粉を入れてしまったのなら、赤い服を楽しむこともできるし、どうしても赤が嫌なら黄色で再び染めてオレンジの服にもできる。
一着しかないその服はもう黄色にならないかもしれないけど、似た他の服を買ってきて黄色く染めることはできる。
その服が黄色く染まらなかったことを悔やみ続けるのも違うし、染め粉を間違えたのを他の何かのせいにして被害者の気持ちになって泣くのも違う。
どういう経緯であれ自分が選択ミスをしたことで赤い服になったことは認めて、受け止めて、じゃあここからどうするかを考えましょう。
あなたの人生に起きることのほとんどは、あなたが管理できます。
問題のきっかけは過去のどこかの自分の選択だと認めることで、解決策がみつかります。
問題を解決するのは、自分自身です。