「人に優しくなさい」「困った人がいたら助けなさい」と我々はずっと言われてきました。
そのせいで、人から頼まれたことを断れなくなってる人もいます。
断ることに罪悪感があったり、酷い人だと思われるんじゃないかと恐れたり。
「優しくしろ」「良い人でいろ」という掟のような、ある意味 呪いのようなルールに縛られてる人はたくさんいます。
たしかに人に優しくするのも、困ってる人を助けることも素晴らしい事です。
良い人でいるのは、生きていく上でとても大切です。
でも、中には「あなたを利用してくる人」もいるのです。
自分が楽をするため、誰かを利用して得をするために頼んで来る人もいます。
そういう人は、どんなに助けても、あなたがどんな苦労をして要望に応えても、「当然」としか思わないでしょう。
そして、あなたが困った時には逃げていくか、傍観しているでしょう。
応じるべきかどうかの見極めはとても大切です。
相手の頼みをきくべきか、断るべきかの判断基準
人から何かを頼まれた時は、次の点に目を向けましょう。
- 本当に重要なことか
- 自分が助けないと解決出来ないことか
- 相手が自分で作り出している問題ではないか
雑用を他人に任せてしまおうとする人はたくさんいますし、深く考えずに思いつきで人に頼む人もいます。
仕事の場面などでもよくありますよね。
こういう頼み事にあなたの時間を消費させても、誰も何も得をしません。
ただ、頼んだ側が納得するだけ。
本人が解決するべき問題や、他人がやってくれると思ってるから延々と解決しない問題もあります。
こういう頼み事に応えて助けることは、例えるなら相手の宿題を代わりにやったり、替え玉受験をしてあげるようなもの。
あなたには、あなたが解決する問題が沢山ありますよね。
そちらを優先すべきです。
他人の宿題の為に自分の宿題をおろそかにしてはいけません。
他人より、まずは自分の課題と自分のメンテナンス、自分の人生が最優先事項です。
その上で、空いた手で、自分の意思で人を助けましょう。
言われるがまま、無駄に自分を消耗しないように。