他人に必要以上の期待をして、勝手に裏切られて怒る人はたくさんいます。
○○してくれると思ったのに!
普通はこう言うでしょ!
なんで分かってくれないの!
あなたは思いやりがない!
傷ついた!
これらは、相手に罪悪感や不安を与えて言いなりにさせる呪文です。
これを言うとき、人は無意識に相手をコントロールしようとしてる。
この呪文を使えば、自分が相手より有利な立場に立てることをみんな頭のどこかで知っています。
だから、無意識に使ってしまいやすい。
無意識だから本当に自分が被害者で、本当に裏切られたと思ってしまう。
でも、それ本当に裏切りでしょうか?
勝手に期待して、勝手に裏切られてない?
「○○するから、× × してくれる?」
「良いよorイヤだ」
このやり取りがあったとしても、OKしてくれると思い込んで頼んでいるなら、断られた時に怒りが湧きます。
「相手はどちらを選んでもいい」と思ってれば、断られたところで怒りにも悲しみにもならないはず。
先に勝手に相手の答えや行動を決めて期待してるから、違った時に「裏切られた」と思うわけです。
人は誰しも自分で自分の行動を決めていいはずですよね。
自分の思うように相手を動かす権限は誰にもない。
何をどう考えてどうするかは、相手が決めること。
自分がどうするかは、自分が決めること。
そうするのが普通だからするとか、人の気持ちを察してなにかするとか、しないとか、それは本人が決めることです。
他人の決めたことに対して提案をすることは出来ても、怒って相手の行動を変えさせたり、決断したことを否定するのは違う。
自分のことは自分で決めていい
どうしてそんなことするの?
悲しい!
信じてたのに!
そう言われると不安になって謝った方がいいのかとか自分が悪いのかと思うかもしれませんが、1度落ち着いて考えましょう。
それは相手に決められることかどうか。
自分がそんなセリフを言いたくなったら、落ち着いて考えましょう。
勝手に期待してなかったか。
相手をコントロールしようとしてないか。
あなたは、自分の気持ちを裏切ってまで人の期待に答えなくてもいい。
自分の行動を他人に決めさせてはいけない。
そして、自分も他人の決断や行動が自分の望んだものと違うからと言って変えることはできない。
怒ったり責め立てる権利はない。
誰しもが、自由に自分で決めていい。
不用意な言葉で他人にコントロールされないように気をつけましょう。
そしてなによりも自分自身が、勝手に期待をして勝手に裏切られないようにしましょう。